このページの目次
月次決算書だけ
月次決算書で目標との比較はします。ただそれだと数値だけが目標になってしまいます。
数値だけではなく、重要なのは使命感、経営理念やビジョンであり、そのために数値目標が必要と考えております。数値目標は手段でありこれが全てではありません。
使命感、経営理念、ビジョンのために数値目標は必要なだけです。数値目標よりは使命感、経営理念やビジョンの方がずっと重要です。月次決算だけでも大きく違うのですが、月次決算や数値目標だけではどうしても勘違いをしてしまうのです。
それを達成するのに必死になってしまいます。
経営計画書だけ
経営計画書だけだと作っておしまいのケースが多いです。月次決算をしているならチェックをするので更新します。
特に年間でのチェックは有効です。年間通して売上、粗利、固定費、財務をチェックすることで内部と外部の差がわかります。わが社の手に入れたい結果とお客様や外部から見たわが社への要望の差がわかります。
それで原因がわかります。原因がわかれば対策を検討し実行することができます。チェックをすればここまでわかるのです。チェックも何もしないので経営計画書は作って終わりです。更新はできません。
しかし、時代の変化は速いのです。更新しなければ時代に応じた商品サービスは提供できません。儲かっている会社かどうかはこの商品サービスの影響が大きいです。
目標は3つある
目標には3つあります。予測の目標、夢のある目標、計画のある目標です。
予測とは他人のやることの結果なので責任を持つ必要がありません。従業員の方が目標を作ると予測になってしまうことが多いです。予測は違います。予測とは会社内部は関係なく外部の結果です。この予測が当たったか外れたかは意味がありません。それと予測は売上が下がる一方です。
経営者が売上から目標を作ると、無茶な計画になってしまいます。絶対に達成しそうにない計画です。
いわば夢でしかない計画です。これと実績を比較しても、無謀な計画なので達成しなくても当然です。なので比較しても意味がないと思ってしまいします。数値目標なんか意味がないと誰でも思います。
理想なのは計画のある目標です。予測をした上で、どの様な計画や対策をして予測よりも売上が上がるのかを決めるのです。夢のある計画だと頑張るだけです。根拠はありません。
この計画のある目標は資金を重視して目標を作ります。資金がなければ会社は事業ができなくなります。資金を重視して目標を立てそれを達成するのにはどの様な計画や対策が必要かわかってきます。
実績と比較して計画や対策が合っているのかがわかってきます。
経営計画と月次決算
月次決算の数値だけだと嫌になってしまいます。数値を追いかけるだけでは楽しくありません。
数値だけが目標になってしまいます。数値は手段です。何の為に仕事をし(使命感)、どの様な考え方で仕事をして(経営理念)、会社はどの様になっていきたいか(ビジョン)の方が重要です。
だから経営計画が必要なのです。
ですが、使命感、経営理念、ビジョンだけでは達成しているかどうかがわかりません。数値化して達成しているかどうかを確認する必要があるため月次決算は必要なのです。