このページの目次
何に重点を考えるか
一般的な試算表では損益計算書と貸借対照表しかないためどうしても過去が中心になってきます。
過去しか情報がないためです。一方、月次決算書では『未来、将来を中心』になっていきます。
試算表とは違い情報量が違うためです。経営者は過去より未来です。その方が興味あります。
経営者が未来のことを話したがります。
試算表では未来将来は見えませんが、月次決算書では未来を重点に置くことが可能になります。
比較し易くなります
数値というのは比較することにより気付くことがあります。 試算表では数値が並べてあるだけです。
なので比較することができません。月次決算書ではまずは過去と比較することができます。
目標と比較することもできます。過去と比較することにより未来将来を予測することができます。
目標と比較することで原因を検討することが可能になります。 対策を練り実行することができます。比較することでここまで出来る様になるのです。
月次決算書での説明
一般的な試算表での説明では数値が並べてあるだけなので過去の数値の確認ができます。これは見たらわかります。
数字を読み上げているだけです。だから何?と思います。月次決算書では数値を並べるだけではなく情報量がかなり多いです。
比較することが可能なので将来未来の数値も予測することができます。
月次決算書では過去の説明も当然ですが将来未来も見えてくるのです。
資金について
一般的な試算表では資金を説明するのはほぼ不可能です。できないことはないのですが、一方的な説明で終わります。
月次決算書では図を利用しているため理解を助けることが可能です。キャッシュフロー計算書でも当月や累計があり多面的に見ることができます。
なぜお金がないのかがわかります。なぜお金がないのかをわかれば、どうすればお金を増やすことができるかもわかってくるかもしれません。
事業構造がわかってきます
月次決算書では図で損益計算書を見るので、自社の事業構造が理解できてきます。これがわかればどこに手を付ければ利益を出るかがわかる様になります。
具体的にどうすればいいか閃くかもしれません。一般的な試算表だけでは自社の事業構造がわかるわけがありません。
月次決算書を活用できるのはどんな方?
一人で商売されている、個人事業者では月次決算書は不向きです。全てのお客様が対象となるわけではありません。
ある程度規模のある会社なら月次決算書は本当に喜んでいただいております。正直、法人で社員3人以上を雇用していないと月次決算書は価値がありません。
『経営は節税が全て』という方には全く不向きです。節税にしか興味がない方も不向きです。
それよりも『会社を良くしたい、強くしたい経営者』なら絶対におススメします。