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試算表だけの月次報告ではありません
今依頼している会計事務所から毎月どのような資料が提供されていますか?
そして、お客様はどのような資料を提供されたいでしょうか?
税理士がやってきて、数字ばかりの試算表を広げ、一つ一つ数字を読み上げる。
損益と貸借対照表を確認して説明が終わる。
そんな説明だけでは勿体ないです。
試算表でわかるのは当月の損益、当月までの累計の損益、当月の貸借対照表程度です。
「黒字のはずなのに、資金が不足していて実は倒産の危機」
経営状況を資金面から確認すると、このような事態も起こりうるのです。
当事務所の月次決算書は、会社の現状分析とこれからの経営についてを検討できるような内容となっております。
今の単価設定が適切なのか、どのくらい銀行から融資を受けると良いのか、店舗の展開のタイミングはいつが良いか……など
損益や税金計算の枠を超えて、経営方針が資金の面から適切かどうか判断できる材料を提供しています。
月次決算書のメリット
月次決算書のメリットは大きく2つあります。
1つめは、目標や予算をたてて実績と比較できること
当事務所の月次決算書では事前にお客様が設定された売上の目標額や固定費の予算額を資料に盛り込み
グラフ等でわかりやすくしてお渡ししております。
会社が利益を出し、十分な資金を残せる目標額や予算の設定は経営の指標となりとても重要です。
目標額の試算や設定は期初にお客様からヒアリングを行い、当事務所がお手伝いいたします。
経営に季節変動があったり、期中に会社の状況が変わったりした場合も月ごとに目標額を設定し、柔軟に対応いたします。
2つめは、資金不足を回避できること
資金不足を未然に防ぐことも経営上とても重要です。
特に急成長されている会社の場合、資金不足には細心の注意を払わなければなりません。
製造や販売前の大量の仕入れ、多量な工事発注を捌くための外注費、これらは売上入金前の会社の資金繰りを圧迫します。
当事務所の月次決算書では、「会計上の損益」と「実際に会社に今ある資金」を明確に区別し、毎月資料としてお渡ししています。
損益が黒字だからうちの会社は安心、とは限りません。ここが試算表との大きな違いです。
月次決算書の構成
当事務所の月次決算書は約60種類の資料の中から、お客様の業種や経営状況に合わせて必要な資料を厳選し、構成をカスタマイズしています。
お客様によって、当事務所の作成する資料はすべて異なります。
毎月の資料は平均すると20ページ前後です。多いお客様ですと、30ページ近くなることもあります。
数字だらけの資料ばかりだと見る気も起きない……そんな心配もご無用です。
グラフや図を多く取り入れていますので視覚的、感覚的にも数値をとらえやすい資料です。
まずはグラフなどをご覧いただき、そこから実際の数値を説明しますので、お客様に経営数値をご理解いただきやすいよう、資料と説明の順番にも工夫をしております。
お客様のご要望に合わせてお客様専用の資料を一から作成し、毎月提供することもございます。
感覚的に捉えづらい資金繰りについても、表などを使用しながら説明しますので、資金繰りが把握しやすくなったとご好評いただいております。
月次決算書を導入するとどうなるか
月次決算書では経営の数値をあらゆる角度から把握できますので、経営の作戦も立てやすくなります。
会社の黒字を大きくするには、商品の単価を上げるべきか、量を増やすべきなのか。
固定費で見直すべきところはあるのか。在庫の量は適切なのか。
闇雲な対策ではなく、ポイントを絞った経営作戦を立てることが可能になります。