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増収増益
ほとんどの会社は増収増益を目指します。それは当然のことです。これを目指さないとお金が無くなります。事業が存続できません。利益はただの儲けではありません。事業を存続させる、いわゆる事業存続費なのです。だから絶対に儲けないといけないのです。特に売上から変動費を引いた粗利益を稼がないといけないのです。
増収増益から増賃金について
でもそれだけでいいのでしょうか?人を雇っているなら増収増益だけでは生き詰まります。企業にとって人の問題は本当に大きいです。経営者の悩みは人、モノ(売上)、金です。独立して順調に増収増益しモノ(売上)、金が増えていけば人の問題が増えてきます。いくら増収増益になっても従業員の給料が増えなかったらモチベーションが下がります。従業員が自分の将来を考えて辞めていきます。だから増賃金は必要なのです。給料増やしたら人の問題を全て解決できるわけではありません。しかし増賃金は前提です。給料が少ない会社に採用が少ないのは当たり前です。人が来ないのは当然です。いくら魅力的な会社があったとしても給料が少なければ来るはずがありません。いくら会社が有名で入社しても給料が少なければ辞めて当然です。但し給料は差があって当然です。不公平です。
増収増益増賃金から増収減益増賃金
時代はいつも変わっていきます。これからもそうなるでしょう。例えば、もう紙の時代ではありません。電話,FAXでの連絡も少なくなってきました。現金での支払いも少なくなってきました。ホームページを作れば反応あったのですがもうホームページ作成しただけなら意味がありません。メールも危険になってきました。いつも時代は進化しています。だから既存の商品・サービスは売れなくなって当然なのです。だから新しい商品サービスを開発しないといけません。その為の投資は必要になります。お客様の要望も進化しています。もっと少子化になるので少ない人数で対応しないといけません。新時代に対応するために自社を変革しなければいけません。その為の投資は当然必要になってきます。今は少子化の時代です。大企業でも人不足です。企業を存続する為にも採用活動は必要です。今従業員がいなくても採用を意識する必要があります。その為の採用活動の費用も必要になります。売上は単価×数量です。単価を上げるの値上げです。値上げするのは同業他社との圧倒的な差別化が必要です。数量は集客力、営業力です。差別化、営業力、集客力も費用が必要になってきます。この太字の部分は全て未来費用といわれるものです。これを積極的に使わないと将来の売上、粗利は増えません。特に今は大きく時代は変わろうとしているので未来費用を積極的に使わないといけない。だから売上、粗利を上げて(増収)、賃金も上げて(増賃金)、未来費用も積極的に使い結果、減益でも仕方ありません。資金がある会社は増収減益増賃金でも構わないのです。